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販売促進とパッケージデザイン事例『キャラクターマーケティングを取り入れたアイディア』

販売促進とパッケージデザイン事例『キャラクターマーケティングを取り入れたアイディア』

商品名:クロレッツ
会社名:モンデリーズ・ジャパン
参考URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000030752.html

「息スッキリ」のフレーズでおなじみの『クロレッツ』がルパン三世とのコラボキャンペーンを実施。パッケージがルパン一味に盗まれたという設定のもと、アニメ第1シリーズ(1971年~1972年)から第5シリーズ(2018年4月~9月)までのイラストを使用したパッケージを展開しています。

キャラクターごとに異なるフレーバーが割り振られているのも、このコラボの特徴。ルパンは定番のオリジナルミント味、次元はシャープミント味、五エ門はクリアミント味、不二子はピンクグレープミント味、銭形はグリーンライムミント味……と、それぞれのキャラクターイメージにマッチした味とデザインです。

このキャンペーンにおける販売促進の狙い

豊富なバリエーションで「複数購入」「リピート購入」を促進する

今回、コラボの対象となっているのは粒ガム、ボトルガム、ミントタブです。くわえて、第1シリーズから第5シリーズにちなんだイラストが5キャラ分あるため、全54種類のパッケージを取り揃えています。

全キャラクターを集めたい方、好きなキャラクターを集めたい方などいらっしゃるでしょうが、いずれにしてもファンのコレクター魂をくすぐるに違いありません。

幅広い世代に商品を訴求できる

2017年に50周年を迎えたルパン三世は、幅広い世代に愛されてきたキャラクター。老若男女問わず人気のあるキャラクターをパッケージに起用することで、新たな顧客層への訴求効果が期待できます。あるいは、目標の顧客層へのターゲティングも可能です。

「SNS映え」で拡散が期待できる

同一商品で全キャラのパッケージを揃え、並べたときの躍動感に心躍るファンも多いはず。写真映えもするので「Instagram」などのSNSを通じて、拡散されやすいデザインといえます。

写真で拡散されるほうが「クチコミ」や「つぶやき」より強く印象に残り、高い宣伝効果が期待できるでしょう。

今回のキャンペーンまとめ

各社の商品レベルの高い日本国内においては、どこのメーカーの商品を買っても品質に大きな違いはないと感じている消費者も多いかもしれません。そこで、メーカーが自社製品を選んでもらうためには『その商品を買う理由を作る』という視点が必要です。

もちろん『味』も重要なファクターのひとつですが、一度購入してみなければ好みの味かどうかわかりません。しかしキャラクターの知名度・認知度は違います。『よく知っている』人気キャラクターがパッケージになっていれば、それだけで顧客の目を惹くアイキャッチになり、購買機会を創出できるのです。

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