Read Article

「販売促進とパッケージデザイン事例「『複数買い・リピート買い』を実現するアイディア」

「販売促進とパッケージデザイン事例「『複数買い・リピート買い』を実現するアイディア」

商品名:ベビースターラーメン丸
会社名:株式会社おやつカンパニー
キャンペーンURL:https://www.oyatsu.co.jp/campaign/shiawase4/

株式会社おやつカンパニーは、2016年3月~2016年11月までの期間、「ちっちゃな、しあわせ。4」プレゼントキャンペーンを行っています。

「ベビースターラーメン丸」に付いている応募ポイントを30ポイント集めて、ハガキで送ると、雑貨店「Loft」で売られているアイテムをセレクトした「Loftカタログギフト(ローズコース)」が、抽選で600名に当たるキャンペーンです。

このキャンペーンの概要は、商品の上蓋の表面だけでなく、上蓋の裏面にも記載されています。お菓子を食べるときは、常に上蓋の裏面のキャンペーンの説明を見ている状態になるため、企画に対する認知が高まる仕組みになっています。

このキャンペーンにおける販売促進の狙い

(1)「複数買い」「リピート買い」が期待できる

全国の「Loft」の顧客の平均年齢は37歳です。また、月間で平均約47万人が来店する大型店「渋谷Loft」の顧客平均年齢は31歳。男女構成比は、女性が75%といわれています。
「おやつカンパニー」のサイトを見ると、20代女性が「ラーメン丸」を食べる写真が大きくフィーチャーされており、「Loft」の客層と「ラーメン丸」のターゲット層が一致していることがわかります。「Loftカタログギフト」は、「ラーメン丸」のターゲット層にとって非常に魅力的なプレゼントとして映ることでしょう。

プレゼントの応募締め切りは、2016年4月、6月、8月、11月の計4回設定されています。さらに、1人で何口でも応募できるので、ユーザーの複数買いやリピート買いが期待されます。

(参考URL:http://www.advertimes.com/20160310/article219643/

(2)「新規顧客の獲得」が期待できる

プレゼントとして用意されている「Loftカタログギフト(ローズコース)」は、5,500円(税込5,940円)分の商品がもらえるコース。海外の高級筆記具や、便利な調理器具、ちょっと贅沢なコスメなどが100点取り揃えられています。

普段はお菓子を食べないLoftユーザーが、プレゼントほしさに、ベビースターラーメン丸を買うことも考えられます。

(3) 「商品のターゲットを明確にすること」ができる

キャンペーンに申し込むには、応募者は「1.郵便番号、2.住所、3.氏名、4.年齢、5.性別、6.電話番号」をハガキに記入する必要があります。また、キャンペーンサイトを見ると、「お客様の個人情報は、賞品の発送及び商品やサービスの参考とするために、個人を特定しない統計資料の形で利用させていただきます」という一文が掲載されています。つまり、ユーザーにキャンペーンに参加してもらうことによって、会社側は「ベビースターラーメン丸」をどのような層が購入しているかを知ることができ、今後、商品を展開する際にターゲットを明確にすることが可能になるのです。

今回のキャンペーンのまとめ

自社商品のターゲット層に喜んでもらいやすいであろうプレゼントを用意し、応募締め切りを複数回設け、1人何口でも応募可能とすることによって、よりたくさんの人に参加してもらえる仕組みとなっているキャンペーンといえるでしょう。

Return Top